
お客様の立場に立って眺めた時、あなたの商品やサービスは明らかに特別ですか。
他にも比較される商品やサービスが多数ある中で、誰の目にも明らかな利点があるでしょうか。
お客様にとって選ぶ理由が見つからない、ありきたりなものに見えていませんか。
経営者なら、USP(ユニーク・セリング・プロポジション=独自の売り)を探せ、と耳にタコができるほど聞いていらっしゃることでしょう。
しかし、昔はいざ知らず、現在は同業者が無数にいて、それぞれが工夫を凝らしてビジネスモデルを磨き、インターネットで簡単に比較される時代です。
他社との差別化が大変難しくなっていることを実感されているでしょう。
すると、発想の転換が必要になります。
何をもって特別な存在となるのか。
商品とあなた
商品自体がどうしても似通ってしまうことは往々にしてあることでしょう。
しかし、その商品を提供しているあなたの理由は、必ずしも他社と同じではないはずです。
ここで理由とは、「信念」と言い換えることができます。
さらには、「あなたが実現したい未来」と言うこともできます。
それがあれば、自ずと違いが出てくるのではないでしょうか。
まず経営者の言動が、他社とは当然違ってくるでしょう。
お客様と社員のやりとりにも違いが出てくるかもしれません。
広告宣伝のキャッチコピーにも反映されるかもしれません。
商品の提供方法も違ってくるかもしれません。
こうして、商品を囲むすべてが、いつしか他社とはまるで違うものになっているでしょう。
お客様は、同じような商品を買うなら、きっとあなたの会社から買いたくなるはずです。
なぜなら、あなたのことを特別な人だと感じるからです。
あなたの会社を特別な会社だと思うようになるからです。
お客様は商品を買っているのではなく、価値を買っています。
商品が同じでも、価値は高めることができます。
経営者は、価値という概念に対する理解を深めていってください。
追伸:
あなたがどのように特別なのか
この方法で深く理解できます。

脇田 優美子
