
経営者のあなたの仕事に占める、業務の割合はどれくらいでしょうか。
業務に分類できる仕事は、あなた以外の誰かができるはずです。
経営者としてのあなたの時間の価値を最大化したいのなら、業務を手離れさせていきましょう。
たとえあなたがしたほうが早い業務でも、それだけの理由であなたが抱え続けていったら、あなたの業務はさらに増えてしまうばかりです。
すべての業務は他者に任せられる。
任せられない業務はない。
そのように思考を切り替えて、すべて人に任せる覚悟をしましょう。
経営者の仕事
あらゆる業務を社員に任せたら、経営者に残る仕事は何でしょうか。
別の言い方をするなら、経営者が本来すべき仕事は何でしょうか。
経営者の仕事は、会社の未来を切り拓いていくことと、人を育てることです。
この2つのうち、人を育てることは、実は経営者の業務を渡していくことで可能になります。
経営者は、社員に任せた業務にフィードバックを与える立場に変わるとよいのです。
そのやりとりの中で、自分の考え方や価値観を伝えていくことができます。
それを繰り返していくことで、あなたの考えを理解し動ける社員が育っていくのです。
経営者のもう1つの仕事である、未来を切り拓くことについても、業務を手放し自由に動ける時間を確保することではじめて可能になります。
社会の進化に十分なアンテナを張り、経営者だからこそできる情報収集をしましょう。
異業種の経営者と交流したり、国内海外問わず視察したり、人に会うこと、場所を動き回ることをしましょう。
経営者が日々の業務だけに閉じこもってしまうと、思考もアイディアも広がるきっかけがありません。
業務をしていると働いているような気になるかもしれませんが、それは経営者の役割ではないのです。
会社の未来を決する判断をするのが仕事なのですから、そのための活動に自分の時間を使いましょう。
経営者としての役割を果たすべく、あらゆる業務を手放すことを徹底していってください。
追伸:
役割を果たし
理想の姿に近づきたい経営者は
この方法で実現できることでしょう。

脇田 優美子
