
よく言われることですが、人間は忘れやすい生き物です。
感激しても、感動しても、たいていは長続きしないのです。
なぜなら、感動も感激も、受け身の体験であることが多いからです。
せっかく本を読んで新たな気づきを得たり、素晴らしい話を聴いて感心しても、ほとんどの場合その場限りで、やがて忘れてしまいます。
感激や感動の体験が人の一生を変えることがあるのは、その体験を受けとめて行動変容を起こしたからです。
いかに勉強熱心であっても、学んだだけでは何も変わりません。
感動や感激を受け身のままで終わらせていては、変化は起こせないのです。
感動体験はゴールではない
自社の社員についても、やる気のある社員を増やそうとするのはよいことですが、それには、感動をその場限りで終わらせないようにする工夫が必要でしょう。
経営者が何らかの働きかけをして社員が一時的に感動しても、それだけでは、やがていつもと変わらない状態に戻ってしまいます。
感動や感激の体験そのものは貴重であり、成長のチャンスです。
社員の感動や感激を何にどのようにつなげるか、具体的に考えてみてください。
個人の体験にとどまらず、ビジネスという視点で見ても、感動や感激にはとても深い価値があります。
経営者や社員がその価値に気づいたなら、会社も一段と成長するはずです。
追伸:
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脇田 優美子
経営者の自己超越を助け、人間的成長を後押しする。
マーケティングコンサルタントとして経営者のビジネス向上を手助けする一方、経営者の視座を高め、器を広げる支援を行う。
多くの経営者の秘密厳守の相談相手として、経営者のビジネスと私生活両面を支えるコンサルティングを展開。
どんな優秀な経営者にも存在する盲点や死角を見抜き、ビジネスの土台を強固にするサポートを行う。
上場企業経営者、老舗企業経営者、中小企業経営者、個人事業主、士業、医師、大学教授、芸術家まで幅広く支える。
