
経営者のあなたは、会議をどのように活用していらっしゃるでしょうか。
会議には大きな人件費がかかります。
原価のコストダウンに熱心でも、会議に同様のコスト意識を持っているでしょうか。
会議をより戦略的に改善していくのは、他の経費節減と同じくらい大事なことです。
何かを生み出すために会議が開かれるのでなければ、費用の無駄遣いになってしまいます。
会議のコストダウン
「その話を、わざわざ会議でする必要があるのか?」
と思うような内容が会議に含まれていませんか。
典型的なのは単なる報告です。
人を招集して報告だけするのは無駄です。
報告であればメール等で伝えれば済むことです。
貴重な会議の場で単なる報告は行わない、と決めておきましょう。
報告とは違いますが、個々の担当者や一部の参加者だけに関係のある議題が、持ち出されることはありませんか。
こちらも、担当者が直接上司に相談したり、かかわる社員だけで別途会議をすべきです。
報告や個別の相談を会議から外すことで、会議の時短、コストダウンが可能になります。
本当に必要か?
会議は本来、戦略を生み出したり見直したり、事業運営に直結する議論の場として使われるべきです。
ビジネスモデルやマーケティングの改善を練るべく、議題を明確にし、関わる人を招集して行うとよいのです。
定例会議を漠然と開いて、売上目標を達成する対策を発表し合うような会議に本当に意味があるのか、経営者は考えてみるべきでしょう。
成果を生み出せる会議を積極的に行い、そうでなければ廃止しましょう。
決定事項のないダラダラ会議に価値はありません。
端的に言うなら、会議はなくても構わないのです。
会議を全くしなくても業績好調な会社もあります。
会議を活用するなら、スピーディな戦略決定の場として使っていきましょう。
追伸:
戦略策定の核心を知りたい経営者は
こちらをご参考にしてください。

脇田 優美子
