見抜く 見通す 見極める秘訣集

一を聞いて十を知る社員を増やす

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日本人は以心伝心を美徳とするところがあります。

しかし、経営においては以心伝心に頼ることはできません。

例えばあなたが多くの社員の前で話をしたとします。

そこでは、一を聞いて十を知る社員もいれば、同じことを聞いても一しか理解できない社員もいるかもしれません。

当然、それぞれの社員が会社にもたらす成果には大きな開きが出るでしょう。

理解が不十分な社員はどこに原因があるのでしょうか。

一を聞いて十を知ることのできる人間は、聞いた話の背後や周辺にある関連事項を、自分の経験その他の蓄積の中から導き出すことができます。

経営者がたとえ一しか言葉にしなくても十の理解ができる社員は、配慮すべき事柄を本人が自力で補充しているのです。

一方で、一を聞いて一すらも理解がおぼつかないような社員がいるとしたら、その人は意識の低い向き合い方をしているのでしょう。

そもそもの蓄積も不足してしているのかもしれませんが、それ以上に、一という種をもとにして花開かせようという気迫がありません。

創意工夫の意欲に欠け、言われたことだけをやる習慣が身についてしまっています。

一を聞いて十を知ることができない社員は、元を正せば、生きる姿勢そのものに原因があるのです。

自分で変わるためのしかけ

彼らに動いてもらえるよう話すとしたら、すべてにわたって指示しなければなりませんが、それは現実的ではありませんし、良い方法でもありません。

だからといって、一を聞いて十を知るような人間になるよう諭しても、当人の熱意が足りない状態ではあまり効果はないのです。

経営者がこうした社員の成長を促したいと思うなら、一を聞いて十を知るようになれば仕事も人生も今よりずっと面白くなるということを、実際の体験を通して気づいてもらう必要があるでしょう。

そのためには理屈ではなく、社員の知的好奇心を刺激し、向上心を目覚めさせる仕組みを自社の中で用意することです。

難しく考えず、小さな仕掛けを日常業務に組み込むことが秘訣です。

 

追伸:
社内改革を進める経営者が活用する方法

 

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脇田 優美子

脇田 優美子

経営者の自己超越を助け、人間的成長を後押しする。 マーケティングコンサルタントとして経営者のビジネス向上を手助けする一方、経営者の視座を高め、器を広げる支援を行う。 多くの経営者の秘密厳守の相談相手として、経営者のビジネスと私生活両面を支えるコンサルティングを展開。 どんな優秀な経営者にも存在する盲点や死角を見抜き、ビジネスの土台を強固にするサポートを行う。 上場企業経営者、老舗企業経営者、中小企業経営者、個人事業主、士業、医師、大学教授、芸術家まで幅広く支える。
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