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戦術の修正

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経営者は当たり前に、戦略と戦術をわきまえて事業運営に当たっていることと思います。

それでもやはり、事業がうまくいかない時は、戦略があやふやになっているために、戦術を実施することが目的化してしまっていることが多いのです。

現在は市場の変化のスピードがとても速いので、機能しない戦略の見直しが追いつかず、軌道修正が後手に回ることになりがちです。

無意味な先延ばし

ずれたままの戦略に依拠してしまうと、成果の上がらない戦術を続け、やがて泥沼に陥ってしまいます。

テストしながら積み上げていく戦術であれば継続の意味はありますが、始めてしまったからという理由で続けているのだとしたら、経営者は決断しなければなりません。

同業者や取引先などの目を意識したり、施策に取り組んでいる社員の心情などを思うと、中止や撤退の決断をするのは気がすすまないことでしょう。

しかし、経営者が向き合うべきはお客様です。

お客様に自社の価値を十分に届けられない戦術は、続ける意味がないのです。

継続の可否の判断は、迅速に行いましょう。

定期的な修正

戦術の精度を上げるためにも、経営者は、戦略を定期的に検討し直して、時勢との合致を確認することをおすすめします。

見直しの頻度は、自社にとって見通しが曇らないような期間を考え、スケジュールとして組み込んで行うとよいでしょう。

その際は、経営理念とビジョン、ビジョンと戦略のズレがないか、改めて見直します。

そして、戦略に基づいて実施した戦術に対する、実際の市場の反応をあるがままに受けとめ、周辺情報を鑑み将来性を見極めます。

時流の変化に即応することに重きを置いて、軌道修正していってください。

 

追伸:
判断を誤らない経営者には
この備えがあります。

 

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脇田 優美子

経営者の自己超越を助け、人間的成長を後押しする。 マーケティングコンサルタントとして経営者のビジネス向上を手助けする一方、経営者の視座を高め、器を広げる支援を行う。 多くの経営者の秘密厳守の相談相手として、経営者のビジネスと私生活両面を支えるコンサルティングを展開。 どんな優秀な経営者にも存在する盲点や死角を見抜き、ビジネスの土台を強固にするサポートを行う。 上場企業経営者、老舗企業経営者、中小企業経営者、個人事業主、士業、医師、大学教授、芸術家まで幅広く支える。
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