
時代の変化が加速しています。
それに連れて、物事の意味も価値も変わり続けます。
これまでやってきたことを、これからもそのまま続けていって大丈夫でしょうか。
変わらないものと変わりゆくもの、両者の見極めが絶えず求められるのではないでしょうか。
経営という視点で変わるべきものを挙げると、たとえば、以前に決めた取引価格が現在も適正とは限りません。
長年取引を続けてきたという互いの信頼は大切ですが、それだけの理由で同じ価格を継続してよいのか、十分に考えましょう。
現状が適切か否か調査を怠っていると、思いのほか不利な取引になっているかもしれません。
誠意をもって交渉に臨み、今後の関係を含め見直しをしていきましょう。
力関係
相手の会社と自社の力関係が歴然とあり、相手の立場が圧倒的に強い場合、価格交渉で自社はこれまでずっと弱い立場だったでしょう。
それが大口の取引先であれば、不服でも依存せざるを得ない苦しい関係が続きます。
そうした状況が自社の未来をどのように左右するのか、真剣に考える必要があります。
ここはぜひ、新しい取引先の開拓に取り組みましょう。
販路開拓において、自社の商品で誰を助けることができるのか、誰の幸せをもっと応援できるのか、ゼロから考え直すのです。
商品によっては、もしかすると企業相手の取引を個人向けに転換することもできるかもしれません。
そこまでは無理でも、大口取引先を狙わずに、小口取引先をたくさん集める方法も取れるかもしれません。
小口取引は手間ばかりかかりそうだから、と向き合わない経営者が多いのですが、値引き圧力なども避けることができ、ビジネスモデルをきちんと組み立てれば省力化することも可能でしょう。
現状の取引の中身を絶えず見直し、先を見通し戦略に反映させていくことが、変化の中で柔軟に生き抜いていく知恵なのです。
追伸:
本気で現状を変えたい経営者は
こちらを試してみてください。

脇田 優美子
