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競争力を高めるヒントが詰まっている場所

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あなたの会社のお取引先が法人だとしたら、経営者として自社の競争力を高めるために、どのような施策を打っていらっしゃるでしょうか。

営業担当者が定期的に既存のお客様を訪問して関係性を深めたり、現状を聴き取りしたり、という活動はしていらっしゃるでしょう。

もちろんそれも大切なのですが、他にも効果の高い方法があります。

この方法を実践すれば、お客様の課題を発見する機会が一気に手に入ります。

1日研修

自社の社員がお客様の課題を一気に発見できる機会とは、お客様の会社で丸1日働かせてもらうことです。

お取引先の店舗や工場などで、本気で業務を体験させていただくのです。

お客様の現場で本気になって1日研修をさせてもらう中で、自社の商品やサービスがどのように使われているのかを、生でしっかり見ることができます。

そこでは、自分たちが想像していたような使われ方とは違っていたり、不便な部分を我慢して使ってくれていたり、気づかなかった事実を目撃することになります。

打合せではなく現場なので、お客様の不便や不満をありのままに感じ取ることができるのです。

それだけにとどまらず、ふだんの営業活動だけでは決して知ることのできない、自社の商品やサービスの周辺に隠れているお客様の課題までも発見できます。

現場では当たり前になってしまって、かえって気がつかない点というのが、必ずといってよいほどあるものです。

外から1日研修に入り、問題意識をもって観察するからこそ、改善のヒントを探し当てることができるのです。

お取引先の課題を先んじて発見できれば、新たなサポート提案につなげることができ、それによってお客様からの信頼が増すことになります。

既存のお客様の悩みを解決することは、同時に新規のお客様への提案力を高める効果も生み出しますから、一石二鳥の施策と言えるでしょう。

お取引先への1日研修は、自社の競争力の底上げにつながる実に有効な方法なのです。

あなたもぜひ、自社の社員を1日研修させていただけるよう、お取引先にどんどん声をかけていってください。

 

追伸:
取引先から厚い信頼を得る
経営者が備えている2つの強み

 

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脇田 優美子

経営者の自己超越を助け、人間的成長を後押しする。 マーケティングコンサルタントとして経営者のビジネス向上を手助けする一方、経営者の視座を高め、器を広げる支援を行う。 多くの経営者の秘密厳守の相談相手として、経営者のビジネスと私生活両面を支えるコンサルティングを展開。 どんな優秀な経営者にも存在する盲点や死角を見抜き、ビジネスの土台を強固にするサポートを行う。 上場企業経営者、老舗企業経営者、中小企業経営者、個人事業主、士業、医師、大学教授、芸術家まで幅広く支える。
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