見抜く 見通す 見極める秘訣集

有名か無名か、それが問題だ

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経営者のあなたは、どうしたら社員の士気を高められるか、いつも心を砕いていらっしゃることでしょう。

社員の士気が高まったり下がってしまったりする要素はいろいろあります。

その中でも、社員の士気に大きな影響を与える1つの感情があります。

それがどんなものか、あなたは気づいていらっしゃるでしょうか。

経営者の立場では、かえってこの問題に鈍感なようです。

たとえ気づいても、放置して手を打たない経営者が多いのですが、あまり賛成できません。

社員の士気を左右するある感情とは、いったいどんな感情でしょうか。

名乗っても

社員の士気に影響を与える感情とは、世間の目に抱く感情です。

例えば、あなたの会社が企業間取引、いわゆるBtoBを主にする会社であったなら、一般の消費者からはほとんど存在を知られていないかもしれません。

すると、取引先以外の相手に社員が勤務先の名を名乗っても

「ふうん……..聞いたことないな」

という反応をされて終わってしまいます。

あなたの会社がたとえ業界では名が知られていても、大企業と取引があったとしても、世間的には、いわゆる無名の扱いをされてしまうのです。

これを取るに足らない些細なこととみるか、対応すべき問題ととらえるかは、経営者であるあなた次第です。

しかしながら、人間は世間の目を気にする生き物です。

とりわけ日本人はその傾向が強く、自分が他者からどう見られているかという感情は、心の深い部分に影響を及ぼすのです。

私自身もサラリーマンの方と会話する時、相手の方から

「自分は、○○って会社に勤めてるんですけど……

あ、ご存じないですよね。誰も知らないんで……」

と恐縮されることがよくあります。

最初から自分を卑下した感じになってしまうのは、やはり気の毒です。

その方が独身男性だったりすると、

(会話のスタートからこれだと、独身女性に対する印象は、なかなか厳しそう…)

などと、私は勝手に心配してしまいます。

あなたの会社の社員にとって、対人関係でこんな不利な状況が当たり前になっては良くありません。

もし、自社に向けられる世間の見方を変えることができたら、この方はどう変われるでしょうか。

広告宣伝などの費用をかけなくても、自社ですぐに始められる方法ならば、あなたも取り組めるのではないでしょうか。

イメージと誇り

あなたには、経営者としてビジョンや中長期計画を策定したりする場面があるでしょう。

たとえば、そうしたタイミングをきっかけに、自社が事業を通して社会とどう関わっていくのか、メッセージをホームページやSNSで世間に発信していくことができます。

取引先企業に対して、という以上に、社会的な認知を意識した発信です。

「我社はこんな会社です」

「私たちはこんな集団です」

という宣言を世間に伝え、注目を集めていくのです。

あなたの会社の商品を直接買わない一般の消費者も、生活のどこかで間接的にあなたの商品の恩恵を受けているはずです。

エンドユーザーにその事実に気づいてもらえるよう、社員の努力、情熱、苦労した体験などを伝えていけるとよいでしょう。

対外的に様々な宣言を発信し続けていると、社員に良い意味での緊張感が生まれ、士気も否応なく上がります。

世間にあなたの会社が知られるにつれ、社員を取り巻くエンドユーザーの反応も少しづつ変わり、それと連動して社員の誇りは高まってきます。

たとえ、そこまで有名とは言えなくとも、社員の心意気、態度が、前向きに堂々としたものに変わっていくでしょう。

世間へのアピールが社員のモチベーションアップにつながるこの方法は、経営者が見逃しがちな、それでいて効果的な戦略なのです。

中小企業のブランディングは短期的に成し得るものではありません。

経営者として直接の取引先だけを意識するのでなく、社員の立場になって周囲を眺め、社会の目を意識したブランディングに目を向けてみてください。

 

追伸:
あなたの会社が
ブランドを確立しながら発展する方法

 

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脇田 優美子

脇田 優美子

経営者の自己超越を助け、人間的成長を後押しする。 マーケティングコンサルタントとして経営者のビジネス向上を手助けする一方、経営者の視座を高め、器を広げる支援を行う。 多くの経営者の秘密厳守の相談相手として、経営者のビジネスと私生活両面を支えるコンサルティングを展開。 どんな優秀な経営者にも存在する盲点や死角を見抜き、ビジネスの土台を強固にするサポートを行う。 上場企業経営者、老舗企業経営者、中小企業経営者、個人事業主、士業、医師、大学教授、芸術家まで幅広く支える。
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