
あなたの日常にSF小説やSF映画に触れる機会はありますか。
SFというと空想世界や荒唐無稽な作り事をイメージするかもしれません。
実はSF作品は、荒唐無稽などと言えないどころか、未来社会の予想においてかなり的を射ているものも多いのです。
過去SFの中で描かれ、今現実となっている事柄は非常に多くあります。
ある意味SF作家には、預言者といってもよい側面があるのです。
たとえば、ダンブラウンは作品を思い立つと、数年間の構想中、最先端のAI研究者、NASAの研究者、歴史学者、美術研究者、考古学者、政治家など、未来予測に関わる多くの専門家に綿密な取材を行うそうです。
それら膨大な見識を統合して、作家自身が、未来はこんな姿になるのではないか、と確信したものだけを題材として小説を書き上げているそうです。
娯楽小説でありながら、深い分析と洞察にもとづいてメッセージを発しているのです。
こうした作家の作品やタイムトラベルものや近未来ものなど、まだ現実になっていない社会を題材とした小説や映画は、現在の常識を超える世界観を活写しています。
そこで描かれる未来の姿に、恐怖心や拒絶感を感じる人も少なくないと思いますが、一部はどんどん現実に進行中ですし、現時点では常識を超えるような場面も、あっという間にそれらが現実となる可能性は十分にあるでしょう。
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常識にとらわれた思考の枠から抜け出したい時、SFはかなり良い刺激になってくれます。
食わず嫌いで見逃しているとすればもったいないのではないでしょうか。
経営課題の解決策を、ビジネス書やビジネス勉強会の中だけで探すのはあまりおすすめできません。
決まった枠の中だけで思考すると、いつも似たような発想しかできなくなります。
真面目な経営者ほど、この罠に陥りやすいものです。
常識破りのSF映画のような、身近にある素晴らしい刺激をもっと取り入れて、こり固まった思考の枠を取り払いましょう。
追伸:
思考の枠を解き放つ経営は
こちらで手に入ります。

脇田 優美子
