
スマートフォン全盛の社会から、あなたは何を読み取り、自社の事業戦略に生かしていらっしゃるでしょうか。
費用が潤沢な企業なら、スマートフォン向けの様々な広告をテストできるかもしれません。
しかし、それほど広告宣伝にコストがかけられない企業はどうしたらよいでしょうか。
スマートフォンを使用する消費者の動きをとらえて、有効な施策を考えてみましょう。
実態から読み取る
現在のところ、人々がスマホに向かう時間の多くは、親しい友人や知人とのコミュニケーションに当てられています。
企業によって表示される広告を嫌い、邪魔な広告をブロックする一方で、友人とのコミュニケーションには何時間でも費やしているのです。
ここで思い出してください。
これまでずっとお伝えしているように、今後生き残っていく企業は、消費者ひとりひとりの人生を豊かにすることを応援する企業です。
あなたの事業が何であるかにかかわらず、あなたの会社の提供する価値の最終到達点に、ひとりひとりの幸せ、というテーマを設定すべき時代なのです。
もしあなたの会社が消費者に対して、彼らがもっと便利に楽しくコミュニケーションできるよう後押しするなら、きっと歓迎されることでしょう。
たとえば、LINEで無料スタンプを提供している企業などは、この視点をもってコミュニケーションツールを制作していると言えます。
アイディア次第
もっとも、わざわざ新しいツールを作る必要はありません。
今ある資源を利用してできることを考えればよいのです。
あなたの商品やサービスをどのように活用したら、消費者のコミュニケーションを手助けできるでしょうか。
キャンペーンを企画するにしても、単なる自社商品のお試しなどではなく、消費者が大切な人に大切な気持ちを表現できるようなしかけをしたり、人と人の新しいつながりを生む場を提供するなど、いろいろなアイディアが考えられるでしょう。
地元から施策するならば、地元企業や学校その他の団体にプロモーションできるかもしれません。
あるいは、企業としてボランティア活動を行う場合でも、参加者同士がつながりを楽しめるよう企画するとよいでしょう。
そして、キャンペーン応募者や、やボランティア参加者を前面に押し出し、あなたの会社は陰となって働くことが秘訣です。
この考え方が、広告に匹敵する口コミを生み、あなたの会社の熱烈なファンをつくっていくのです。
追伸:
あなたの会社に最適な方法は
このレポートを読めばわかります。

脇田 優美子
