
飲食店をはじめとして、店舗経営をしていらっしゃる経営者なら、毎日の天気は非常に気になるでしょう。
雨が降ればどうしても客足が遠のきます。
雨が週末に当たったりしたら、それこそ売上ダウンにかなり響いてしまうでしょう。
もしあなたが店舗経営者なら、もしかすると雨の天気予報を聞いただけで、機嫌が悪くなってしまうかもしれませんね。
意のままにならない
けれど、少し冷静に考えてみれば、天気は自然のなせる技。
経営者の意思で変えられるものではありません。
自分の努力で変えられないものに振り回されるのはエネルギーの無駄遣いです。
経営者ならば、自分が動くことによって変化を起こせるものだけに取り組んだほうがよいのです。
できることをする
雨が降ることは避けようがない以上、売上が下がることを嘆くのではなく、雨が降ってもきちんと売上が立つような対策を考える、ということです。
雨の日に来店するほうが、いつもより確実にお客様に喜んでもらえる仕掛けをしなければなりません。
たとえば、雨の日限定の特典を用意して、お客様にしっかり知らせます。
しっかり知らせるという意味は、雨の日や、雨が降りそうなタイミングで急に知らせるだけでは不十分ということです。
「あのお店は、雨の日に行くとけっこういいことあるな」
と覚えてもらえるように、晴れている日頃から、いつもきちんと伝えておくことが大事です。
さらに、既存のお客様に対して、
「雨の日に当店を初めてご利用のお客様をご紹介くださると、ご紹介者様にはこんな特典をご用意しています」
というように、雨の日専用のご紹介制度などもつくれます。
お店側は、晴れている日より余裕をもって新規のお客様に対応できるので、より関係性を結びやすいでしょう。
雨の日のほうが空いているという一見マイナスの状況も、裏返せば、新規客を増やすチャンスにも使えるのです。
経営者には天気のコントロールはできませんが、販売促進のコントロールはできるということです。
努力と工夫で変えられるものと変えられないものを見極めて、改善できるところに集中していきましょう。
追伸:
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脇田 優美子
